以前、海外に50mm F1.4のバルサム修理を問い合わせた時の返答が140$。そこから、あれやこれやといろいろかかるでしょうし、総額二万円くらいでしょうか……………

……………考え中。考え中。考え中。


(メーカー修理でもないし、ふつうに中古のMMJを探した方が得じゃあ……?)



ポチッ


HAHAHA!! なにが起こったかはよく覚えていませんけど、とにかくMMJの初期型こんにちは。いや、ちょっと見てみたかったんですよね。AE→MM切り替わり時期の50mm。というわけで、いったん終わったかに見えたこの記事が、また続いてしまうのです。

まずは各部の造りをチェックすると、目に留まったのがこれ。絞り羽の改良も含めて全体の構造はまごうことなきMMJなのに、前玉のコバ塗りがない? 当然、右がこのBlogで常用しているMMJで、今回初登場のレンズは左。ぬぬ?
796

さすがCarl Zeissクオリティ!と茶化したくなりますが、冷静に考えるとこの仕様はAEJと同じ、ようするにこれは本当に過渡期のレンズでMMながらAE用に準備されていたガラスが組み込まれたということでしょうか。それとも、組立工さんのうっかり? 知らない方がこれを見ると誤解しそうなので補足しますが、これはビカビカと内面反射で真っ白になっているわけではなく、おそらくは黒くないガラスのフチが角度によってこのように見えるということです。Planar 85mm F1.4 AEGも前玉側はコバ塗りがないようで、左のレンズと同じ様子が観察できます。

両者の重さは特に変わらず、AEJ初期型とはやはり20gほどの差があります。これは素直に後期型の構造的差異といって差し支えないでしょう。


次はいつもの定規。いや、もうピント付近の精密観察なんてどうでもいいんですが、なんか黒刻印と同じぐらいにピントが見易いような気がしたので一応。

A:581番台 AEJ黒刻印
794

B:MMJ初期型
795


ピント前後はほぼ同じ描写で、前ボケに遜色がないのは一番手前のマークを見ればよく分かると思います。ただし、本当に微妙な差ですが、あえていうならピントの200線付近の描写はAの方がしっかり描写されています。Bは微妙にピント位置がずれたカットでは、もう少しはっきりとピントピークが出ていました。
その他、気になった点としては、この比較画像はグレー矯正を掛けているのですが、素の状態ではBのほうが青っぽいという疑惑が浮上しました。カラーバランスの整えられたMMJがAEJよりも青いなんて個体差が判明したら、それこそレンズなんてロットごとに違う生ものだよね、としか言いようがありません。

ただ、この新しく入手したレンズ、コーティングがよくあるパープル、ブルー、マゼンタ系じゃないんですよね。なんか全体的に黄色い。大きめの個体差なのかなぁという気はしますが、この青みについては次回の記事で。