今回の比較はAEとMMの違いを探ることがテーマです。ライティングセットを組んだ絶対比較はできないので、事実を淡々と記録していき、推測による見解を添えていきます。

以下、呼び方が面倒なので581番台をA、79*番台をBとして味気なくいくのはいつもどおり。


まずは蛍光灯撮影。光源としては不適切ですが、変化がない人工光線はこれが一番手軽なので。

Planar 50mm F1.4 AEJ MMJ 絞り開放 設定固定
フリッカーの影響を避けるためにスローシャッターで複数回撮影、写りにバラつきがないことを確認。違いを際立たせるために現像でコントラスト上げ。

最初の画像がPlanar 50mm F1.4 AEJ、後の画像がPlanar 50mm F1.4 MMJですべて共通。

A
152

B
153


・Aにホワイトバランスの黄色み(偏り)は確認できず
・ぬいぐるみの左側はAの方がやや濃い
・ぬいぐるみとグラスの間の黒バックはAの方がやや濃い
・白バックはRGB値を計測しても誤差の範囲で同一
・黒バックの一番濃い部分も誤差の範囲で同一
・Aのヒストグラムは露光域の真ん中から下が微妙にシャドー方向へずれている
・各色に目立つ違いはない


同じ色、同じシャドーとハイライトの中で微妙に中間部の濃度が違う?



次は自然光、撮影条件は設定固定で同じ。

A
154

B
155


・Aにホワイトバランスの黄色み(偏り)は確認できず
・ぬいぐるみの真ん中顔辺りからシャドーにかけてAの方がやや濃い
・フィルムの正面の青もAの方がやや濃い
・黒バックは全体的にAの方がやや濃い
・白バックはRGB値を計測しても誤差の範囲で同一
・Aのヒストグラムは露光域の下半分が微妙にシャドー方向へずれ、上半分も微妙にハイライト方向にずれている
・各色に目立つ違いはない


黒バックに光が回っているためにディープシャドーと言える部分がありませんが、Aは全体的に暗くなっています。やはり、中間濃度より下の領域がAは濃くなるような感触があります。今回はハイライトの際も微妙に明るくなっていますが、自然光の微細な変化の可能性も捨てきれません。
実撮影において、AはBと同一といって差し支えないと思いますが、厳密にはトーンカーブを弓なりに下げたような階調の違いがあります。



最後に野外撮影ですが、これは以下の記事より抜粋です。最初の室内比較では有名なAEGの黄色みがAEJにもあるのか着目していましたが、実はPlanar 50mm AEJに存在するのは微細な青みだったようです。そして、以下の逆光撮影で分かるとおり、MMJに共通するごくわずかな諧調差=シャドー浮きはバルサムクモリの影響ということで確定です。

Planar 50mm F1.4 MMJ AEJ 比較撮影 その1
http://sstylery.blog.jp/archives/18385146.html


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画像右半分はバルサムクモリによる画質低下。
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絞りF4
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