個人的に初期玉神話は崩壊しました(苦笑)。

というよりも、結局はS/N関係なくただの当たりかそうでないかだけなんだなあ、というのが素直な感想です。工業製品には公差があり、まれに感触が良い固体が混じるなんて聞きますがまさにそんな感じ。

ぼちぼち実写比較を始めていたのですが、S/N:581の固体はどうも一眼レフでピントを外すミスショットが多く、しかたがないのでまた定規を撮影してみたら驚きの結果が出ました。以下、呼び方が面倒なので581番台をA、79番台をBとして味気なくいきます。


A 
147

B 
148


ほぼ同一と言えるくらいにピント位置を追い込んだのですが、前後のボケ像、ボケに移行する描写、すべて同じです。このふたつの画像を保存して次々切り替えていくと、微細なフレアの違いを除いてほとんど変化がないのが分かると思います。正直、解像力の差については最初から眉唾で気にしてもいず、興味があったのはボケ描写だったのですが、まさか最初期AEJと後期MMJがまったく変わらないとは。ただ、少し気になるのはAはBよりもさらにボケ像の文字がくっきりしているように感じ、Aの方がピント操作を迷うのはこれが原因かもしれません。

こうなると自分の行っている比較の精度そのものが揺らいでくる…と心配になったのでRollei Planar 50mm F1.4 HFTを引っ張り出して、今度はCONTAXとRolleiの比較を行ってみました。CをRollei Planar 50mm F1.4 HFTとして追加。新たに撮り直し。

※一度、撤収してやり直したためにセッティングが違い、ボケ像も変わっています。

A
150

C
151


この傾向は前回と同じでほっとしました。おさらいすると、Rollei PlanarはCONTAX Planarに対し、前ボケは素直で後ボケはやや小さい。総合してより自然な描写でピントピークが立ち上がり、CONTAX Planarよりも微妙にピントの見やすさが期待できる。

関連記事:
Rollei Planar 50mm F1.4 HFT のピントとボケ
http://sstylery.blog.jp/archives/15848671.htm

このようにAとB、マイナーチェンジを含む20年もの隔たりがあるレンズの描写が同じだったということで、CONTAXのMMJを使っている方は安心して撮影に専念することができると思います。その一方で、すこし唸ったのはRollei Planar 50mm F1.4 HFT(初期のCarl Zeiss製)です。実はこれ、以前のテストとは別の固体なので当たりでいうなら2/2。

う~~む……。