ZEISSレンズとかなんとか

*画像サンプル、その他与太話*

S-Planar 60mm f2.8

S-Planar 60mm f4をちこっと借りてみた。

といっても、いつものネタです。

手持ちのベローズではかなりの接写状態になってしまうので、本当に簡単なテストのみ。何用のレンズ? っていう疑問に関しては、仙人のとこに載ってるこれですね。

S-Planar f4 60 32×45 1: 5 to 1: 30 micro-film recording
http://www.marcocavina.com/articoli_fotografici/TEST_Zeiss_Makro_Planar_50mm_2_vs_S-Planar_60mm_2,8/00_pag.htm

注目すべきは“1: 5 to 1: 30”という数字で、これが設計倍率なら1/5~1/30倍というのはかなり引いた距離ですので一般撮影でも十分な性能を発揮するのではないかと思われます。 というか、こういった産業用レンズはマクロ域の超性能といった思い込みがありますが、S-Planar 60mm f4は随分と大きい被写体の撮影用なんですね。 ZEISSの資料を見てみたいものです。


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S-Planar 60mm f2.8 AEG #3

S-Planar 60mm f2.8 AEG 注記ないものは絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はばらばら

このレンズは何をどんな距離で狙っても鋭いという印象です。
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S-Planar 60mm f2.8 AEG #2

初期型ではない第二世代黒マウントを試しています。

………う~~む。描写が銀マウントの物と違う気がする。なぜだ………。

銀マウントで撮った写真。

S-Planar 60mm f2.8 AEG #1
http://sstylery.blog.jp/archives/15860410.html

とにかく、前回のS-planar 60mmはコントラストが高くて、柔らかい階調を得るために日陰に入ってもわずかな光を捉えてつるっつる、当然ボケもくっきりとし過ぎていて実はまるで使いこなせていませんでした。最後のキノコ写真がいい例で、別にキノコを照らす光なんて入っていないのにこのつやつや加減。RAW現像はいかに彩度とコントラストを落とすか?みたいな変な視点になります。
ところが、黒マウントを試してみたらスタンダード(Camera Standard)でうまくいくのです。ということは、S-Planar 60mm f2.8はMakro-Planarに名前が変わる前にすでに描写が変わっていた??

記憶の中のMakro-Planar 60Cは銀マウントの描写と一致します。一致しないのは今回の黒マウント。仮に初期に近い固体が古臭い描写と仮定して、やや発色やコントラストに鈍さがあったとしたらそれが逆に解像重視の辛口レンズに柔らかみを生んでいる?

……と首を捻るほどに印象が違ったテスト画像を貼っていきます。


S-Planar 60mm f2.8 AEG 注記ないものは絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はCamera Standard(DPPのスタンダード相当)

ここから数枚の同じ場面はすべて明るさ調整のみ。
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S-Planar 60mm f2.8 から学ぶCONTAXレンズの逆光耐性

まずはこの写真が発端でした。
このレンズは逆光でどんな写りをするのだろうと構えてみたらこの有様。
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次にこの場面。普通にまとまる状況を選んだはずなのにまた下半分が盛大にフレア。
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これまでどちらかというとMM派であった自分は普段の経験から外れるこのフレアの出方に大いに首をひねりました。あれ?CONTAXって、こんなに逆光に弱かったっけ?
 
いろいろと解せないので、何か原因があるはずとS-Planar 60mmの鏡胴を嘗め回すようにしつこく観察してみると、レンズブロック内部にいかにも反射の原因となりそうな平らな部位があることに気づきました。おそらくは斜めから入ってきた強い光がここに反射し、冒頭の写真のような盛大なフレアを発生させるのでしょう。
そこで、ふと過去の嫌な記憶を思い出しました。Planar 135mm f2のありえないほどの逆光耐性の低さ。

Planar 135mmもちょうどこのレンズのように、作画効果としてごまかせない無粋なフレアを出します。当時はたかが5群5枚のレンズなのになぜ?って首をひねりましたが、逆に思い切って光源を画面のど真ん中に入れ込むと盛大なフレアは収まり普通の逆光写真に収まるのです。

直射光が斜めから入るとNG、正面から入るとOK。
そもそも、フレア、ゴーストって一般的にはどうして起こるの?

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S-Planar 60mm f2.8 AEG #1

毎度しょうもない写真ですが、画像サンプルと思って流してくんねい!

S-Planarの銀マウントは正直、自分の手に負えません。光を選ばなくてもパキパキの発色になって現像設定のさじ加減が非常に難しいです。も、もうちょっと手加減してくれよぉぉぉ~。

S-Planar 60mm f2.8 AEG 注記ないものは絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はCamera Standardからやや調整

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まったくの無補正。柔らかな光で普通に接写しただけなのにコレ。
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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

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*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せているプロが書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、撮影時の姿勢が拘りすぎで肩が凝るかも。なんせ、カラーメーターを使っているくらいなので。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*特定ライターの主観を廃しカタログ的に物撮りされた機材を魅せていくこの内容は「コンタックスとツァイス・イコンの肖像」の編集方針にも似て品が良い。ただし、出てくるカメラの数が多いので個々の解説記事は薄め。巻末の黒川氏のモノクロ作例はオールドレンズの味わい方を見事に示しているようでおすすめ。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。



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