ZEISSレンズとかなんとか

*レンズ比較したり、適当なこと語ったり*

CONTAX

今年の桜

α7II
Planar 85mm F1.4 すべて絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はてきとう

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Distagon 35mm F2.8 MMJ Distagon 28mm F2.8 MMJ 比較撮影

では、いつもの比較に移る前にそれぞれの特徴でも明記しておきましょう。

・Distagon 35mm F2.8は際立った個性がなく、その癖のなさが逆に使いやすさに直結しているレンズ。
・Distagon 28mm F2.8は開放から高コントラストで数値性能の高さが実写でも実感できるレンズ。その写りは昔から定評あり。

その他の細かい情報は他のページを見ていただくとして、無難vs高性能、その結果はいかに!?


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Distagon 35mm F2.8とDistagon 28mm F2.8の周辺減光

Distagon 35mm F2.8とDistagon 28mm F2.8を比較する前に、各々の周辺減光を確認しておきます。

なぜ、この程度の内容を別記事でやるのか?というのは、まず、この二者は画角が大きく違うので、当然ながら周辺減光が画角の影響を受けて見た目の大きな違いとなるからです。基本的に広角レンズは画角が広いほど周辺減光がきつくなるコサイン四乗則という法則があり、その差は絞り込んでも解消されません。(※コサイン四乗則以外にも様々な要因があり、特にデジタルカメラの場合にはセンサー起因の周辺減光もあることに注意)

そして、その大きな周辺減光の違いが、時にレンズの視覚コントラストを見誤らせるからです。


……なにを言っているのか分からないと思うので、順にこれらのレンズを見比べながら解説していきます。


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Distagon 35mm F2.8 MMJ Distagon 35mm F1.4 MMJ 比較撮影

開放F2.8のレンズとF1.4のレンズでは比較にならぬ……のですが、もともとさして意味のない当Blogのレンズ比較、開き直っていってみましょー! (=゚ω゚)ノ


例によって、比較の補足を先に。(もうこの辺が分かっているお馴染みの方は飛ばしてください)
開放F値の違うレンズは一方を絞ってF値を揃えても、周辺減光がどんっと改善されてしまうために比較になりません。そこで妥協案として、絞ったレンズにRAW現像で周辺減光を後付けし、できるだけ全体の諧調感を揃えてなんとか比較を成立させようというのが、ここ最近、当Blogが出した結論です。

Distagon 35mm F2.8 MMJ(F2.8)
この二枚の写真をビューワーなどで見比べると、かなり別物の輝度分布であることが分かります。この状態で色やコントラストを評価するのは無理があり、「たぶん…」という言葉がついてしまいます。
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Distagon 35mm F1.4 MMJ(F2.8)
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Distagon 35mm F2.8 MMJ(F2.8)
そこで、他方に周辺減光を足すことでおおむね輝度分布が揃い、各々の固有描写を見ることができるようになります。
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Distagon 35mm F1.4 MMJ(F2.8)
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んで、とりあえずのテーマとしては、あの地味なDistagon 35mm F2.8がMM化して、どのような写りになったのか? それを、高発色で諧調豊かなDistagon 35mm F1.4 MMJと比較して調べてみたいと思います。


こちとら廉価レンズやー!! (  ̄◇ ̄)乂( ̄皿 ̄ ) ふふふっコスト違いすぎっ


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Planar 85mm F1.4で桜さん

EOS 5D、α7II
Planar 85mm F1.4 すべて絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はてきとう

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かつてのCarl Zeissはボケ(Bokeh)に無頓着だったという誤解

CONTAXが好きな人なら、ちらりと耳にしたことがあるかもしれないこの話。Carl Zeissはレンズ設計でボケをまったく意識していなかったというのは、なかなかに面白いエピソードなので自分の記事でもたまに使っています。

ただ、収差に詳しくなってくると、あれ? ちょっとこの話、多分に誤解が混じっているのでは?と思うようになりました。その誤解というか、かつての自分も含めた一般アマチュア層に薄く広まっているかもしれない思い込みを正してみようということで、いつものように怪しい考察のはじまりです。


Carl Zeiss「我々はアウトフォーカスの描写についても当然、認識しておった。当たり前だろう?」


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S-Planar 60mm F2.8 AEG 黒マウント 初期型

初期型が良いらしいという噂のS-Planar 60mm F2.8。さて、その感触は……。

カメラは旧機種のEOS 5D
S-Planar 60mm F2.8 AEG 注記ないものは絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はスタンダードから微調整のみ


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CONTAX N Planar 85mm F1.4 まとめ

このまとめは、主に古いAEG/MMJとの比較で得た印象が元になっているので、デジタル時代の他社レンズを混じえた評価は不明です。その意味では、N Planar 85mmの個性を完全に掴んだとは言い切れず、やや心残りもありますが……。


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世界一カッコいいカメラ それはCONTAX G1

CONTAX G1 + Planar 45mm F2
絵柄のバリエーションには留意せず、無節操に撮影したものを掲載。自然光撮影もだいぶノウハウが確立してきました。

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CONTAX Nシステムの失敗理由、京セラCONTAXの終焉

すくなくとも当時を知る人間として、CONTAX Nシステムの失敗理由、京セラCONTAXの終焉などを一個人の視点から語ってみたいと思います。一個人の視点とは言いながらも、全体の空気を語っている愚かさもありますが、その辺りは多少のご容赦をいただくことにしまして、まずはここから。



1、YASHICA/CONTAX 90年代の行き詰まりとAF化


90年代のCONTAXは恐らくボディ開発が一番充実していた時期です。1990年のフラッグシップ、RTS IIIを皮切りにそのサブカメラとしたSTと機械カメラのS2を1992年に、1994年にはAFの前身であるフォーカスエイド機能を備えたRX、その二年後にボディ内AFを実現したAX、さらに1998年にはライト層への間口を広げた小型軽量のAriaと、今振り返れば二年ごとに何かしらの新コンセプトを備えたカメラを発売している本気具合でした。しかも、その合間にはAFレンジファインダーカメラのG1G2を新規開発しながら高級コンパクトのTシリーズ(T2、TVS、TVSII、Tix、TVSIII)というまったくの別ラインを展開しているという呆れ様です。

確かにこの時期はDPEのスピード仕上げによる写真需要の高まりと、カメラ/フィルムの性能向上が写真ブームへと繋がって、京セラの攻めの姿勢は市場の盛況と合致していました。ただ、その一方で新規のMFレンズは従来の焦点距離の穴を埋めるDistagon 21mm F2.8や特殊レンズのApo-Sonnar 200mm F2、Mirotar 500m F8などの追加程度でラインナップの維持は変わらず、すでに90年代末期には古いながらも未だに色褪せないレンズという評価がちらほらと聞こえ始めているほどでした。そこへ止めを刺したのが次世代のCONTAX 645/Nシステムの発表で、京セラのボディ開発は結局は新型AFカメラへと集約される道筋だったのです。あるムック本では、90年代、CONTAX MFレンズのラインナップはすでに完成していたので次を模索していたと京セラ社内の声が語られています。

ボディは次の技術へ繋げるために野心的に、レンズは旧態依然としたままで。そんな流れの中、中判の645からデジタルカメラの連携まで視野に入れたCONTAX Nシステムが発売されるのです。


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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

お問い合わせ: ahocontaxmania@gmail.com

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*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。作例よりも語り中心。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せている築地氏が書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、今時のデータ主義とは違い当時の熱量をそのまま表した官能評価です。オールドレンズで有名な澤村氏の口調に似ているかも。ただし、カラーメーターを使い印刷にもこだわったその姿勢は雑誌作例をゆうに超えています。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。


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