Eマウントに一眼レフ用のレンズを着けると蹴られるかも?問題の第二弾。

Eマウントのケラレ検証 その1
http://sstylery.blog.jp/archives/67324295.html

ただし、冷静に考えると初代α7がすでにぎりぎりのマウント径なのに、さらにそこから形状変更して蹴られる可能性を上げてしまうことは考えにくいです。Eマウントのあの狭さは、もともとSONYがNEXのフルサイズ化を考えていなかったことが理由ですが(※ITmediaの公式インタビューで明言しています)、いくらミラーレスといえどもさらにレンズ設計に影響が出るような改悪をするのかな?と。

二代目のα7IIではボディ内手ブレ補正も載っていることですし、さすがにマウント開口部の広さだけは死守しているだろうと、希望的観測で今回のテストは手抜きです。


はい、ようするにこの前置きで手抜きの言いわけがしたかったのです。(゚ε゚)


暗い白壁に向かってスローシャッターになるように設定、数秒の露光中にカメラを素早く回転させ環境光のムラをなくす。各RAW画像の中心部をグレー矯正、明るさをRGB(160,160,160)に。無限遠と最短を比べたのは後玉-センサー間の距離の差による影響を見たかったため。

ただし、α7は前回の流用なので環境光、露出などの条件が違います。当然、照度分布も影響を受けるので、あくまで参考程度にフレームの隅だけを観察してください。


左がα7II(手ブレ補正OFF)、右がα7で共通

Distagon 18mm f4 開放 無限遠
2670 2268
Distagon 18mm f4 開放 最短
2672 2269

Distagon 18mm f4 f8 無限遠
2671 2272
Distagon 18mm f4 f8 最短
2673 2273



Planar 85mm f1.4 開放 無限遠
2674 2276
Planar 85mm f1.4 開放 最短
2676 2277

Planar 85mm f1.4 f8 無限遠
2675 2280
Planar 85mm f1.4 f8 最短
2677 2281



続いては手ブレ補正が最大限に効いた場合にはケラレが起こるか?のテストです。

暗い白壁に向かってスローシャッターになるように設定、1/6程度の露光中にカメラを斜めに振ってセンサーを意図的に動かす。各RAW画像の中心部をグレー矯正、明るさをRGB(160,160,160)に。複数回撮影から任意に二枚を抽出。
レンズは周辺減光の少ないS-Planar 100mm f4を選択し、フレーム隅の異変に気付き易いよう配慮。センサーが動く度合いに影響すると思われる焦点距離入力は通常の100mmと過剰補正の400mmで試してみました。


画像はα7IIのみ(手ブレ補正ON)、S-Planar 100mm f4 絞り開放で共通

焦点距離入力は100mm 右下から左上へ
2680 2682
焦点距離入力は100mm 左上から右下へ
2683 2684

焦点距離入力は400mm 右下から左上へ
2687 2688
焦点距離入力は400mm 左上から右下へ
2689 2691



はい、結論は手ブレ補正付きのα7IIでも影響なしでさくさくっと終わりにしましょう。

なんであんなに狭いマウント開口部でケラレないのか?というのは自分にも解説できませんが、後玉からセンサーに射出される光線の模式図(写真レンズの光路図)を画像検索してみればなんとなく納得できると思います。

http://www.cybernet.co.jp/optical/course/story/05/
2692


このような図を見る限り、センサーの端っこの結像は後玉から射出する光線がセンサーの対角内で切られなければよい、ということになります。正確には条件付けがいろいろあるのでしょうが、ほとんどの写真レンズの後玉はそんなに大きくない=マウント内に余裕をもって収まっていることから考えると、Eマウント+一眼レフのレンズという組み合わせはセーフ! d(゚Д゚*) または、気付かないから実用上オッケイ! ( ̄o ̄)o

今回、テストに使ったアダプターは自作の四角いフレアカッターを付けたものなので、このタイプが多いEF-NEX電子マウントアダプターも蹴られる心配はないでしょう。(※ただし、大口径レンズのボケは条件が揃うと欠けてしまうことがあるようです。)


2693

複雑な形状に見えますが、四隅は最後部の円形部分が見えているだけです。別に物凄く拘った改造ではなく、α7シリーズで起こるゴーストの原因を探るための仮組みで、元にしたのは超無難なK&F CONCEPT。




てなわけで。