機材Blogにとって、こういうネタはまさに全力投球すべし!なんですが………
ブツをきれいに撮るのメンドクサ………… (。-ω-)。

というわけで、やる気のない機材レビュー、YASHICA/CONTAXをSONY Eマウントに変換するヘリコイドアダプタを試用してみましたとさ。


C/Y - NEX ヘリコイドアダプタ(NEX表記ですが、後部にフレアカッターがないのでα7に使えます)
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感想は以下のAMAZONレビューと同じです……… (゚-゚;)ヾ(-_-;) オイッ
こちらは説明書きが中途半端ですが、どうやらα7非対応のようです。


買ったのはこれと同じ物。フルサイズ対応。




やる気がないので(しつこい)、いつもの箇条書きでまとめると。

・けっこうカッチリした作り。
・回転方向はコンタックスとは逆、つまりニコン式。
・一番心配していたヘリコイドのガタもなし。
・ヘリコイドの感触はカサついている。
・あちこち隙間にグリスが染み出ている。
・例によって内部の反射防止はない。

・しかし、繰り出し量は非常に多い。(ミラーレスの厚いアダプタが二倍程度伸びるので、まさにマクロアダプタ)


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正直、これまで自分が体感した中華のヘリコイドはろくなものではなかったので、螺旋加工の適当さによる縦方向のガタをどうやって調整するかばかり考えていたのですが、これがビックリ意外とカッチリした物が届きました。ただこのグリス……見たところかなり緩くオイルっぽい粘性なので、これをこのまま使い続けることは危険です。初期のミラーレス用CONTAX Gアダプタで夏場のグリス滲み出しが問題と言われていましたが、まさにそんな感じです。
それとヘリコイドの回転ですがカサついていて、質の悪い金属が擦れているような感触です。これはピントリングとして考えるとイマイチな評価になるんですが、少し寄りたいときにアダプタで大まかに繰り出して、実際のピント調整はレンズ側で行うと考えれば実用十分です。正確には値段相応といったところでしょうか。

なもんで、このヘリコイドの感触が仕上げの雑さなのか、グリスの緩さなのか、はたまた削りカスが残っているからなのか原因が謎なので、この後分解組み直しをしてみようと思います。とにかく、染み出ているグリスを綺麗にすることが第一目的です。
うまくいったら内部にパーマセルか植毛紙を張って、実用開始ですね。


余談ですが、このアダプタ、内側にでっぱりがなくストンと落ちているのでS-Planar 100mm f4が装着可能だと思います。当然、フランジバックが足りないので後部にEマウントの中間リングを足して調整することになるでしょう。ただ、商品をいじっていない無調整の現状ではこれで100mmマクロのピント合わせをするのはちょっと苦しいです。(マクロで操作量が多いのに感触が悪いので撮っていて気持ちよくないはず)。なので、分解調整後にどう変わるか?というところがS-Planar 100mmユーザーさんの注目ポイントですね。

じゃあ、あほコンタックスまにあはなんで入手したのか?というのは、接写リングが使えない広角系や18mm、16mmフィッシュアイの最短撮影距離を縮めたかったからです。18mmなどはフローティングがありますがどうせ近接撮影なんて画質低下しまくっているので無視無視。

本当はEOS - Eマウントのヘリコイドアダプタで汎用性を確保したかったのですが、今現在、EOS用は電子接点付AFアダプタがメーカーの主戦場となっているためにヘリコイド付きは安い物が出回っていません。となるとKIPONが浮上してくるのですが、中国製の場合、価格が上がっても品質はさほど上がらないので、できれば現物を見てから購入したいと二の足を踏んでいます。


ちなみに、M42ヘリコイドの元祖BORGも昔薄いのを試してみましたが操作感はイマイチで、似たような物をコシナなどレンズメーカーが作ると急激に値段が上がってしまうのは仕方がないと思います。ヘリコイドって本当に精密金属加工なんですね。



        ↓ (追記)



分解調整しました。で、分かったことは……


・赤矢印は縮めた状態で内筒の突起が収まる溝。ようするにグリス盛り過ぎ。
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・青矢印の隙間の奥にふた山程度しかないヘリコイドが隠れている。
・赤矢印のグリスは内筒の伸縮の都合上、遊びがあるためここに伝っている。
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・予想通り、ヘリコイドに削りカスあり。
・螺旋まで黒色塗装されている。
・螺旋の溝に微妙な荒れあり。
・直進キーの板がない。(代替構造あり)
・外径を太らすことなく二段繰り出しを実現しているため、大きく繰り出した時に剛性不足。
・組み立て時、とにかく操作感は滑らかに!という指導に従ったためか内部にグリス塗りたくり。


な感じで、螺旋加工がイマイチな上に螺旋自体も黒色塗装されているので、元からMFレンズのような滑らかさは期待できません。自分は可変中間リングのつもりで入手したので重くなるよう多めにグリスを塗布しましたが、それでも感触の悪さは消えていません。それとこのアダプタは二段繰り出しのために内部構造でやや無理している感があり、繰り出しが長くなってくると縦方向の遊びを微妙に感じるようになります。当然、繰り出しが短めの時には不安なく、逆にすべて伸ばしきった時はスライドする内筒が固定され急にカッチリするので、この商品の設計の限界と理解した方が妥当でしょう。総じて値段相応という評価は変わらず、数千円のヘリコイドなので余分なグリスを拭き取ってしまえば軽いレンズ向きの良い製品だと思います。


さすがにこれだけの繰り出し量をこの細い径で行うのは無理があります。
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製造時の適当さを除いてあえて改善点を上げるなら、欲張った二段繰り出しをやめて通常の一段式にすればさらに合理的な構造と剛性感が得られると思いますが、これってたぶん元はKIPONさん……。
軽く試用してみてひとつ気になったのが割と正確な無限遠が出ていることで(微弱なオーバーインフ?)、そうなるとレンズの個体差によって無限遠に届かない物が出てきてしまうかもしれません。事前に要チェックです。