意外と興味ある人が多いんじゃなかろうかという新旧HFT比較。

なんとか快晴が得られたので、前回あやふやだった両者の差異がよく分かりました。といっても、複数の個体をテストしたわけではないので、あくまで自分の見たものに限っては…という遠慮が入りますが。比較撮影を始めてすぐに気づいたのはRollei-HFTの諧調が少し明るく写ることで、そのため念入りに繰り返し撮影をしたのですが、すべてのカットで再現性がありました。この違い、よぉ~く観察してみてください。Rollei-HFTの青みはもう確定ですね。


最初のカットがPlanar 50mm F1.4 HFT、後のカットがPlanar 50mm F1.4 Rollei-HFTですべて共通。

すべて絞り開放 マニュアル撮影で設定固定、WBは5200kから大雑把に調整
Photoshop Camera RAWの現像設定はCamera Standard(DPPのスタンダード相当)

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歪曲は特に差はなし、写る範囲のズレはマウントアダプターの都合です。
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逆光で画面の隅から発生する指向性フレアは中~後期型のRollei-HFTの方が多いです。
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HFTとRollei-HFTの諧調差ですが、ヒストグラムを確認するとただのシャドー浮きや明るさ違い=グラフ全体のスライドではなく、左端の起点(黒点側)はそのままに右端(白点側)に伸びていくコントラストの向上を示していました。色味もHFTからすっきりと青み掛かったRollei-HFTということで、これらにより、Rollei-HFTは初期のHFTよりもコーティング性能の改善があり、CONTAXのT*に近づいたと言ってもいいのかもしれません。

またRollei版のPlanar 50mm F1.4の鏡胴内部には反射要因となるパーツが存在していて、この厚みの違いにより逆光時に指向性フレアが多いのがRollei-HFTです。コーティングの改良がありながらもなぜだか別の部分で逆光耐性が落ちているという謎の状況ですが、これもRollei SL35シリーズの迷走の一端を表しているのかもしれません。

CONTAXのPlanarを交えた大まとめは別記事で。