これの続きです。

CONTAXには、PLフィルターを使ってはいけない法則
http://sstylery.blog.jp/archives/50018462.html

PLフィルターには大まかに三種類の効能があり、

1、ガラスや水の表面反射を取り除く
2、空を暗く落とす
3、草花や木々本来の鮮やかな色を取り戻す

というのが定説ですが、CONTAXレンズ使用時に特に疑問符の付くのは3で、90年代後半のベルビア全盛期に盛んに行われていた“風景の発色を良くするためのPLフィルター常用”に意味を見いだせないことです。
具体的なCONTAXとPLフィルターの相性の悪さは、前回のテストでも判明したとおりPLを掛けると色が悪い方向に変化することで、これは一般的なPL効果の説明とは真逆です。

Kenko「PLフィルターの効果を使ってワンランク上の写真を撮る」
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/kaneko/page_01.html

ただし、このWEBページにはやや気になる一説もありまして、PLフィルターの従来のものは、使用する際、色の濁りが感じられたことがありましたが、最新のハイエンドフィルターの「Zeta〈ゼータ〉」は使用時の色の濁りが少なく、より鮮明に写すことが出来ます。”とのこと。

これは単純にグレーバランスのことを言っているのではないかなあとも思いますが、個人的には(前述の理由により)PLフィルターにまったく興味が湧かないので買って試す気も起きません。


以下、説明不要の比較写真。

AVモード、RAW現像はPLフィルターなしを基準に設定固定で共通
PLの強度を変えると全体のバランスが変わるので明るさの微調整あり


PLフィルターなし
1127

PLフィルター弱
1128

PLフィルター中
1130

PLフィルター強
1131


PLフィルターなし
1142

PLフィルター弱
1143

PLフィルター中
1145

PLフィルター強
1146


PLフィルターなし
1132

PLフィルター弱
1133

PLフィルター中
1135

PLフィルター強
1136


PLフィルターなし
1137

PLフィルター弱
1138

PLフィルター中
1140

PLフィルター強
1141


やっぱり、PLいらないです。(フィルターメーカーに遠慮しつつボソボソ)

前回の印象をそのまま使いまわすと、ノーマル状態→色が枯れる→やや変化→ギトギトに、といった様子は相変わらず。あえて言うなら、CONTAXの味を消すためにPLフィルター弱はありかもしれないといった程度。フィルム時代にも思ったことですが、被写体のテカリを含めつつ綺麗な立体描写をするのがCONTAXのような気がします。それを色乗りというのか、コントラストの良さというのかはよく分かりませんが。

フィルターが古いのでもしや劣化が進んでいる?と思って簡単なグレーバランスを見てみましたがこの通り。PLなしとはさすがに色味が違いますが、RGB値で1程度のばらつき、PLのみで見るならごく普通に安定していると言えます。


ホワイトバランスはPLなしを基準に設定固定、明るさの微調整あり
左から、PLなし→PL弱→PL中→PL強
1147


被写体の色というものは物体に反射する光そのものだそうで、それならPLフィルターはCONTAXが透過している光のバランスをでこぼこに崩してしまっているのでしょうか。

やはり謎。