問題です。
Distagon 18mmに中華アダプタを着けて、EOS 5Dで無限遠にピントを送りました。
実際にピントが来ていたのはどの位置でしょう?

A: 10m付近
B: 5~3m
C: 2~1m

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正解はCの2~1m。

ぬぉおおおおおおおおおおっ



……ひどい。ひどすぎる!

たしかに超広角ともなればコンマ数ミリのフランジバックの違いでピントは大きく変わるでしょうが、まさか中華アダプタを使ってこの有様とは。おかげで、どうもピントが甘い甘いと小首を傾げながら撮影するはめになりましたし、その中には距離指標を使ってお気楽パンフォーカス撮影をしたのもあったのです。そうさ、5mにもピントが行ってないのなら、そんなのいくら絞ってもピンボケさ!

はい、愚痴終了。

ようするに、普段使ってないからこんな基本的なリスクにも気づかないというだけの話です。んが、しかし! オーバーインフの多い中華アダプタを選んでこの惨状ということは、国産ならもっと駄目なのか、あるいはたまたま選んだアダプタがアンダーインフだったのか気にはなるので要検証です。

この問題はアダプターネタとして追記します。


一息ついて駐車場で無限遠チェックした時の写真。これは冒頭の検証をする前の話。
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撮影画像を背面液晶で拡大してもどこにもピントがなく、道路の白線にようやくシャープネスが見えるか否かという状況だったので、斜めにピントのとれる柵に被写体替え……

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というわけで、いったいこれはどういった個体差なのかを宿題にしておきます。


失敗ついでにもうひとつ資料。
左がCONTAX Pフィルター、右が何もなしです。
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盛大なゴーストが出ているのでフィルターを外してみたら代わりに絞り形状のゴーストが現れました。面白いものですね。

ちなみにCONTAX純正Pフィルターはシングルコーティングなんですが、ケンコーのMCを着けてみたらガラスが厚く重過ぎたので、なんとなくこれを使っています。潮風がなければノンフィルターでもいいんですが。コントラストの変化はフィルターが潮風でクモっていたことが大きいかと。

Distagon 18mm F4はフルサイズEOSでミラーが通らないのでいちおう初心者の方に警告。AEGはガードに当たるだけで済みますが、MMJは剥き出しの後玉に直撃します。単純な全体繰り出しではないので後玉の位置は動かず、近距離専用として使うこともできないので素直にミラーレスを用意しましょう。