ZEISSレンズとかなんとか

*画像サンプル、その他与太話*

CONTAXレンズのお勧め度 Distagon、Tessar、Sonnar編

デジタルでのアダプター使用は実絞りになるのでお勧めしません、と書いていましたがフルサイズミラーレスの登場により実絞りが不便にならず運用できるようになりましたので、CONTAX含むオールドレンズは万能ではないがとてもお勧めである!と修正しておきます。

レンズ評価というのは何を重視するかで変わってきますので、正解を提示する内容ではないことにご留意ください。☆5つで最高。


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CONTAXレンズのお勧め度 Planar編

デジタルでのアダプター使用は実絞りになるのでお勧めしません、と書いていましたがフルサイズミラーレスの登場により実絞りが不便にならず運用できるようになりましたので、CONTAX含むオールドレンズは万能ではないがとてもお勧めである!と修正しておきます。

レンズ評価というのは何を重視するかで変わってきますので、正解を提示する内容ではないことにご留意ください。☆5つで最高。


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S-Planarとカミソリマクロ #2 シグマの青み

前回、S-Planar100mm F4とSIGMAのMACRO 70mm F2.8 EX DGを軽く比較した際に、グレー(黒バック)の色みの違いが気になったので一定の基準となるストロボ光の写りを見てみました。このテストもがっちりセッティングを組んでというわけではないので、大まかな傾向が分かるだけですが、なんともはや結果ははっきりと出てしまいました。


※ストロボを暗闇の中で白バックに向けて発光、その反射光をぼかしたままグレーに写す。中央部をトリミングしてその中の一点を現像ソフトのスポイトで計測。

MACRO 70mm F2.8 EX DG:RGB(185,185,194)  S-Planar 100mm F4 AEG:RGB(187,185,190)
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Planar 50mm F1.4 MMJ:RGB(186,184,186) Planar 85mm F1.4 MMJ:RGB(185,184,188)
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Distagon 35mm F1.4 MMJ:RGB(187,184,187) Planar 50mm F1.4 HFT:RGB(185,184,187)
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MACRO 70mm F2.8 EX DGは日陰で冷調…とかではなく、5500k付近の光ですでに青く写ります。CONTAXは多少のばらつきあれど、撮影時に取り立てて意識するほどの偏りは見られません。ついでに混ぜたRollei Planarも古いHFTコーティングながら似たような範疇に留まっています。

ただひとつこのテストの注意点ですが、ストロボ光をグレーに写すために、どのレンズもほぼ最小絞りまで絞っています。開放から絞っていくとある時点で色みが変わるレンズもありますので、この数値がそのまま各レンズの写りであると決め付けるのは早計です。シグマも開放撮影の追試が必要かもしれません。

一応の結論としては、カミソリマクロ=MACRO 70mm F2.8 EX DGはWBを固定して撮影した時、あるいは他のレンズと混ぜた場合に青く写るのが目に付くかもしれないということです。ただし、複数の色みが入ったRAW画像をグレー矯正するときちんと色は揃うので、取り立てておかしなカラーバランスというわけではないようです。

同一メーカーのレンズはだいたい写りの傾向が揃っているはずなので、シグマはやや青いのがデフォなんでしょうか?


S-Planarとカミソリマクロ #1

故あって、しばらくSIGMAのMACRO 70mm F2.8 EX DG、通称カミソリマクロを使うことになりました。

最初に断っておきますが、これから数回に渡って行うのはS-Planar 100mm F4が素晴らしいという証明ではなくて、70年代のZEISSがどれだけ現代の最新レンズに肉薄できるのか?という趣旨のテストです。デジタル時代の優秀なレンズを基準とし比較することで、客観的にS-Planarの特徴が掴めるのではないかという期待を込めています。

S-Planarとカミソリマクロ
http://sstylery.blog.jp/archives/15863661.html(当記事)
http://sstylery.blog.jp/archives/15863535.html
http://sstylery.blog.jp/archives/16022885.html
http://sstylery.blog.jp/archives/25406315.html


というわけで、まだ全然撮影できていないMACRO 70mm F2.8 EX DGの雑感。
(ただし、現代のAFレンズをほとんど知らない人間のインプレなので注意)

・プラ鏡胴のはずなのにけっこう大柄で重い
(伸びてくるレンズブロックは金属でした)
・MFの感触は悪くないが送りと戻しでトルクが違う
・AFはもろにモーター音がするがそれほどやかましくはない
・プラフードだと思ったら金属フードだった
・フィルター枠の62mmはCONTAXにない大きさなのでちょい困った
・たまにAFレンズを使うとボディの操作でまごまごする(笑)

・言われるほど切れる描写?
・予想よりもボケが固くないかも?
・70mmは100mmよりもスナップに便利そう


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S-Planar 100mm F4 役立たずのCONTAX オートベローズPC

こんな場面を見ると普通の方はどう思うのでしょうか。

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「なんてけったいな道具だ!」
「さすが幻のレンズ、S-Planar 100mm F4はカッコイイ…」
「これじゃ、スイングとシフトしかできなくて意味ないじゃん」


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CONTAXレンズ 小ネタ

・CONTAXにやや先んじて発売したROLLEI SL用 Planar 50mm F1.4 HFTは絞りの形がきちんとしているが、85mmの大口径になると悪名高い三角絞りになる。CONTAX AEレンズが小口径のものまで例外なくギザギザ絞りなのは、大口径レンズと形の違いが出ないように揃えたため?

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・AEタイプの黒マウントはあえて強度を落としているので衝撃を受けた際に歪んでレンズを守るという話だが、それ以前に大口径タイプの鏡胴が頑丈すぎて、コンクリに落っことしても何もなかったという武勇伝があちこちで聞かれる。

・AEタイプのPlanar 85mm F1.4や50mm F1.4などで一部、コバ塗りのないレンズグループがあるが、なぜ特定レンズの特定部位だけを省略したのかは永遠の謎。

・Carl Zeissはずっと「うちのレンズが目指すのはシャープネスだっ!」と言い続けていた割には、ユーザーは誰もCONTAXレンズをシャープだとは思っていず、ボケや色や階調にうっとりしている。核心的な評価としては“悪条件に強い”というのが正解だと思う。

・CONTAXレンズにはPLフィルターいらずというのは知る人ぞ知る作法。フィルム時代、風景写真では被写体の発色を良くするためにPLフィルターを常用するというのが流行ったが、それを行うと写りが悪くなったのがCONTAX。昔の撮影データを観察すると、CONTAXユーザーのPL使用率が低いことに気付くはず。

・CONTAXマニアはドイツ製を褒める傾向があるが、Planar 85mm F1.4をMMタイプのほうが好感が持てると評したのは一部でカルト的な人気を誇る日沖氏。ディスコンで日陰の身だったPlanar 135mm f2を激賞したのも日沖氏。その激賞に見事はまってしまったのは自分(苦笑)。

#日沖宗弘氏:日本のカメラメーカーがAF移行で苦労していた時期に、「写真術I、II」で安い蛇腹カメラや昔のレンズの方が描写が上と切って捨てたために業界から無視されまくった悲運の存在。後にクラカメブームがやってくるのに……。

レンズ評もさることながらフィルム評に非常に納得した記憶あり。莫大な数の120/135フィルムを実効感度とともにコメントしていますが、これは内容の追加された新版のIだった記憶が。のちのIII、IVは著者を取り巻く陰謀論と内容のマンネリ感があり、読みごたえがあるのはIかII。著者のカラー写真が見れる「クラシックレンズ実写大図鑑」もいまいち。

・S/N:25は試作品に与えられるナンバーだそうで、古いCONTAXのカタログを見ていると18mm、25mmの試作品が顔を見せている。ある時、S/N:25のレンズを持っている人に話を聞いてみると「普通にレンズセットで買った」とのこと。(※ぼけーっとネットのカタログを眺めているとS/N:31、S/N:29?など見慣れない番号だらけの冊子を見つけました。なんじゃこりゃ)

・京セラカメラ事業撤退のだいぶ前に、CONTAXレンズのモニター募集という名目で安値の在庫処分がひっそりと行われていたのは悲しい思い出。すべてのレンズというわけではなく、Hologon 16mm F8やBiogon 21mm F2.8、Mirotar 500mm F8などの高価で売りにくいレンズが対象だった模様。


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CONTAXレンズ AE、MM、ドイツ製、日本製 どれを買ったらいいのか?

※レンズが増える度に記事を改めていますが、全体の文意は変わらないようにしています。

まずは自分の知っている事柄を列挙。ただし、レンズによっては一部例外あり。少数生産されたMMタイプのドイツ製は高値安定なので使用経験がなく除外。日本製のAEタイプは機構的な部分ではドイツ製のAEタイプと同じと考えて差し支えなし。時代的な流れはAEG→MMG→MMJ、元から日本製のレンズはAEJ→MMJ。



【AEG、AEJの特徴】
・発色はMMタイプとわずかに違う
・反射防止処理がMMタイプに劣る
・絞りの長さが足らず、中間絞りまでギザギザ
・マウントのバヨネットが黒で強度がいまひとつ
 ※AE最後期にはシルバーになっていた模様
 ※初期のAEも修理によって交換されている場合あり

【MMJの特徴】
・発色はよりニュートラルで場面を問わず安定
・前玉コーティングの色傾向が明確に変わったレンズがある
・反射防止処理が入念
・絞りの長さが見直され、無難な形状
・マウントのバヨネットがシルバーで強度がある
・一部、構造の簡略化がある


左:AEJ 右:MMJ
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内部構造
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反射防止塗装 
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Rollei Planar 50mm F1.4 HFT #1 ピントチェック

いきなり核心ですが、Rollei Planar 50mm F1.4 HFTはCONTAX 50mm F1.4 MMJよりもピントが合わせやすいです。このBlogのために精密なテスト撮影しているうちに、どうもRolleiはピントが深いんじゃないか?という疑惑が出てきたので、それをはっきりさせるためにつまらない定規の撮影です。


左:Rollei HFT 右:CONTAX MMJ
赤の200の線を狙って一番ピントの良いものから選別。
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Rollei Planar 50mm F1.4 HFT 外観その他

Rollei SL35用のPlanar 50mm F1.4 HFTをつらつらと分析していきます。
なお、写真はアダプターが付いていたりして適当ですが悪しからず。こういう記事を上げて分かったのは、自分は機材を綺麗に撮ることにはまるで興味がないということです。失礼。

京セラCONTAXのレンズが好きな方はドイツ製に傾倒していたりしますが、50mm F1.4には日本製しかありません。となるとローライSL35用の西ドイツ製に目が行きますが、果たしてどれほどの違いがあるのでしょうか。一説にはまったく同じという話もありますが……。


ローライ50mmの変遷ですが、まずは最初期にカール・ツァイス製モノコートのF1.8が先に生産され、その後、HFTのF1.4が遅れて登場します。スタンダードレンズで大量生産されるF1.8がローライ名義に変わっていく中、F1.4はそのままツァイス名義でゴムリングの2ピン仕様が作られ、シンガポール製へと引き継がれていきます。そうしてMade by Rollei、Rollei-HFTのF1.4が造られ続け、晩年に同じ表記のままゴムリングのドイツ製が復活します。

ここで比較するのはコンタックス後期のMMJですから、ほぼ現代のマルチコーティングで特別な色の偏りがあるわけではありません。それに対しローライはS/Nの頭が55、初期のカール・ツァイス製でコーティングも後期の濃厚な色を見せるRollei-HFTとは別物です。

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Rollei QBMレンズの変遷

あっちゃこっちゃWEB記事を調べつつ、適当に集めたS/Nでレンズ製造の流れを読み解きます。


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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

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*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。作例よりも語り中心。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せている築地氏が書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、今時のデータ主義とは違い当時の熱量をそのまま表した官能評価です。オールドレンズで有名な澤村氏の口調に似ているかも。ただし、カラーメーターを使い印刷にもこだわったその姿勢は雑誌作例をゆうに超えています。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*特定ライターの主観を廃しカタログ的に物撮りされた機材を魅せていくこの内容は「コンタックスとツァイス・イコンの肖像」の編集方針にも似て品が良い。ただし、出てくるカメラの数が多いので個々の解説記事は薄め。巻末の黒川氏のモノクロ作例はオールドレンズの味わい方を見事に示しているようでおすすめ。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。


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