ZEISSレンズとかなんとか

*レンズ比較したり、適当なこと語ったり*

黄色いAEGと黄色くないAEG

Distagon 18mm F4 AEGを久しぶりに持ち出した日はどんより曇天で、撮影しながらあまりの黄色さにウッとたじろいでいました。WBを晴天に固定しているので画像がまっ黄色というわけではなく、ファインダーを覗いた時点ですでに黄色みが分かるのです。

そうか、これがAEGの特性だったっけ……と思い出しながらも撮影を続けましたが、ふと首を傾げるのがいくつかのAEレンズの青みです。この青みもファインダーを覗いてウッとうめく程ではなく、仕上がりを見てなんとなく地味発色だなあと思うくらいで、今回の18mmのような明確な偏りはありません。特にS-Planarの100mmと60mmは、比較的若いS/Nで18mmと同時代なのにホワイトバランスの印象が違います。

ということは、AEGのすべてのレンズに黄色い偏りがあるわけではない?
さて、検証です。



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F-Distagon 16mm F2.8 AEG

カメラは旧機種のEOS 5D
F-Distagon 16mm F2.8 AEG 注記なければ中間絞り
Photoshop Camera RAWの現像設定はなんでもありのゴリゴリ

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絞り開放
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Distagon 18mm F4の落とし穴 その2 ※またまたオチあり

ピント問題の続編とカラーシフトについて。

前回のアンダーインフぎみのアダプタは除外して、手持ちの国産2種、中華1種で無限遠にピントリングを送った際の実際のピント位置を調べてみます。使ったのはHANSA(RAYQUAL第一世代のOEM)、RAYQUAL第二世代、どこぞの中華製。

A: 10m付近
B: 6~4m
C: 2~1m

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CONTAX 花形フードの作り方

ふと気付いたら、額装の台紙が余っていたので途中まで製作してみたネタ記事。
ずーっと10年以上使っていますが問題ありません。元はといえば、Planar 135mm f2をきちんと使うために4番フードを花形で延長したかったのがキッカケ。

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【材料】
・イラストボード
・パーマセルテープ
・フェルト or 植毛紙
・ボンド

・三角定規
・ハサミ
・カッター






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Distagon 18mm F4のSuper落とし穴 ※オチあり

問題です。
Distagon 18mmに中華アダプタを着けて無限遠にピントを送りました。
実際にピントが来ていたのはどの位置でしょう?

A: 10m付近
B: 5~3m
C: 2~1m

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135mm F2が難しいのはわたくしのせいではありません。

ということで、ひとつよろしく。

ここで本題に入る前に、「おれは135mmが得意だぜ!」とか、「135mm大好き!」とかいう方は気分を害する可能性があるのでそっとページを移動してください。



お題:135mm F2はなぜ難しいのか?


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S-Planarとカミソリマクロ #4 意味のなかったチャート撮影

意味なかったので終了、ではなくて。

撮影にいけないのでPlanar 50mm比較のために作ったチャートを活用しようと、S-Planar100mm F4と60mm F2.8、MACRO 70mm F2.8 EX DGの解像比較を行ってみましたが、当たり前というか、ただ単に近距離で平面を撮るだけならどれも解像専門のマクロレンズですから差が出るわけもありません。等倍まで近づけばさすがに差が出たのかもしれませんが、とんでもない精密さが必要になるので行っていません。正直、その領域はマクロ専門の人でないとちょっと無理。

で、せっかく手間を掛けたので記録として残しておきます。


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CONTAX メタルフードの話

新しいレンズを買うと、実はわくわくするのはフードのコーディネイトです。最適かつ携帯性も十分な組み合わせはどれだろう?なんていろいろ考えるのはけっこう好きで、この時代のコンタックスには花形フードなどというものが存在しない故の楽しみでした。

最初は純正メタルフードを無難に組み合わせていましたが、あるとき気付いてしまったのです。
このでかくて重いフード、あんま意味ない……。


50mmには55-86リング+メタルフード4番。たいそうカッコイイんですが、三脚に据えて光の切れ具合を外から見てみると、外径86mmのフードでももともとの画角の広さがある故にほんのちょっと前玉を覆う影が広がるだけ。これが広角レンズになるともっと酷い。86mmまでレンズの前側を広げて携帯性を悪化させても、フードの効果なんてないに等しい。

これは円形フードによる構造的欠陥なのです。できるだけフードの径を大きく長くして遮光するのはベストですが、円形フードは撮像面積36×24mmの短辺(の四隅)にしか合わせられません。しかも、現実的な撮影状況は逆光ばかりではなく、そうであるならフードの長さは最小限で済みますし、仮に逆光になってしまえば標準レンズ以下の画角なんて光は防げないことの方が多いのです。

あれ? CONTAXの重厚なフードの意味は??


※Amazonの商品ページから花形フードをトレース。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0009FTXJU/

円形フードがカバーしているのは赤線までという恐ろしい事実。
四隅の直射光は花形フードでもどうしようもありませんが、上下左右に関してはものすごく損をしています。
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Rollei Planar 50mm F1.4 HFT #2 色と階調

やや少ないですが、掲載順に
Rollei Planar 50mm F1.4 HFT
CONTAX Planar 50mm F1.4 AEJ
CONTAX Planar 50mm F1.4 MMJ
という並びになります。


Rolleiが微妙に広いのは実焦点距離の違いだそうです。
アサヒカメラによると、Rollei 50.6mm CONTAX 51.6mm。

すべて絞り開放 マニュアル撮影で設定固定、WBは5200kから大雑把に調整
Photoshop Camera RAWの現像設定はCamera Standard(DPPのスタンダード相当)、違いを強調するために若干コントラスト上げ。


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このカットだけ、やや上にピントが来ているので背景のボケ量が多いです。
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S-Planar 60mm F2.8 AEG 黒マウント

S-Planar 60mm F2.8 AEG 黒マウント、実は描写が銀マウント以降と少し違います。他のAEGのいくつかに見られる発色の穏やかさがマクロレンズの性能の高さとうまくバランスしているのか、ゆったりキリっと優雅な諧調。おそらく、CONTAXの味って何?と聞かれた時にこれを使ってもらえれば、一発で説得できるような印象的な描写です。

このレンズは等倍繰り出しの重たい鏡胴でなければ、ぜひとも常用したいレンズかも。


カメラは旧機種のEOS 5D
S-Planar 60mm F2.8 AEG 注記ないものは絞り開放
Photoshop Camera RAWの現像設定はスタンダードから微調整、一部ゴリゴリ現像

このレンズは何をどんな距離で狙っても鋭いという印象です。
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しかも、ただシャープなだけでなく、瑞々しい諧調もあるという。
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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

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*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。作例よりも語り中心。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せている築地氏が書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、今時のデータ主義とは違い当時の熱量をそのまま表した官能評価です。オールドレンズで有名な澤村氏の口調に似ているかも。ただし、カラーメーターを使い印刷にもこだわったその姿勢は雑誌作例をゆうに超えています。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。


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