ZEISSレンズとかなんとか

*画像サンプル、その他与太話*

CONTAXレンズ AE、MM、ドイツ製、日本製 どれを買ったらいいのか?

※レンズが増える度に記事を改めていますが、全体の文意は変わらないようにしています。

まずは自分の知っている事柄を列挙。ただし、レンズによっては一部例外あり。少数生産されたmade in West Germany MMは高値安定なので使用経験がなく除外。日本製のAEは機構的な部分ではドイツ製のAEと同じと考えて差し支えなし。


【made in West Germany AEの特徴】
・発色はMMタイプとわずかに違う
・反射防止処理がMMタイプに劣る
・絞りの長さが足らず、中間絞りまでギザギザ
・マウントのバヨネットが黒で強度がいまひとつ
 ※AE最後期にはシルバーになっていた模様
 ※初期のAEも修理によって交換されている場合あり

【made in Japan MMの特徴】
・発色はよりニュートラルで場面を問わず安定
・前玉コーティングの色傾向が明確に変わったレンズがある
・反射防止処理が入念
・絞りの長さが見直され、無難な形状
・マウントのバヨネットがシルバーで強度がある
・一部、構造の簡略化がある


左:AEJ 右:MMJ
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内部構造
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反射防止塗装 
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Rollei Planar 1.4/50 HFT #1 ピントチェック

いきなり核心ですが、Rollei Planar 1.4/50 HFTはCONTAX 50mm f1.4 MMJよりもピントが合わせやすいです。このBlogのために精密なテスト撮影しているうちに、どうもRolleiはピントが深いんじゃないか?という疑惑が出てきたので、それをはっきりさせるためにつまらない定規の撮影です。


左:Rollei HFT 右:CONTAX MMJ
赤の200の線を狙って一番ピントの良いものから選別。
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Rollei Planar 1.4/50 HFT QBM Carl Zeiss

Rollei SL35用のPlanar 1.4/50をつらつらと分析していきます。
なお、写真はアダプターが付いていたりして適当ですが悪しからず。こういう記事を上げて分かったのは、自分は機材を綺麗に撮ることにはまるで興味がないということです。失礼。

京セラCONTAXのレンズが好きな方はドイツ製に傾倒していたりしますが、50mmf1.4には日本製しかありません。となるとローライSL35用の西ドイツ製に目が行きますが、果たしてどれほどの違いがあるのでしょうか。一説にはまったく同じという話もありますが……。


ローライ50mmの変遷ですが、まずは最初期にカール・ツァイス製モノコートのf1.8が先に生産され、その後、HFTのf1.4が遅れて登場します。スタンダードレンズで大量生産されるf1.8がローライ名義に変わっていく中、f1.4はそのままツァイス名義でゴムリングの2ピン仕様が作られ、シンガポール製へと引き継がれていきます。そうしてMade by Rollei、Rollei-HFTのf1.4が造られ続け、晩年に同じ表記のままゴムリングの西ドイツ製が復活します。

ここで比較するのはコンタックス後期のMMJですから、ほぼ現代のマルチコーティングで特別な色の偏りがあるわけではありません。それに対しローライはS/Nの頭が55、初期のカール・ツァイス製でコーティングも後期の濃厚な色を見せるRollei-HFTとは別物です。

00c


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Rollei QBMレンズの変遷

あっちゃこっちゃWEB記事を調べつつ、適当に集めたS/Nでレンズ製造の流れを読み解きます。


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危険改造

あえてタイトルをぼかし、見つけにくいように日付を下げます。

危険改造とは何か?というのはミラー削りのことです。段階的に何度も作業しているうちにノウハウが溜まってしまったので、ここに注意点その他をまとめておきます。ただし非推奨自己責任のために画像はなしです。


まずはミラー削りを行うことで発生するリスク、デメリットについて。


・作業後にミラーの面積が減ることで超望遠、暗いf値、接写時にファインダー上部が陰ります。(専門的にはミラー切れという症状。)

・ミラーボックスから完全に削りかすを排除することは難しく、内部に固いチリが入り込むことを覚悟しなければなりません。
・固いチリが入り込んだ場合、シャッターなどメカ部分は耐久性があり影響を受け難いですが、センサーガラス、正確にはCMOS手前に配置されたローパス/IRフィルターなどに付着し清掃時に傷をつける可能性があります。
・ローパス/IRフィルターに傷が付いた場合、傷は画像で目視できませんがコーティングにダメージを与えます。コーティングはダメージの蓄積もしくはチリごと拭いてしまった時に剥がれて透過率が落ちることから画像にムラが発生します。(当方所有のEOSは最終的にフィルターのコーティングが一部剥がれ、画像のムラを必要に応じてスポット修正&バッチ処理しています。)

・万が一、削りかすがレンズの後玉に付着した場合には不用意に清掃してしまうと一発で強い傷が付く可能性があります。


以上、これらの恐ろしい話を読んでなおミラー削りに興味のある方は以下をどうぞ。


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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

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最新コメント

*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せているプロが書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、撮影時の姿勢が拘りすぎで肩が凝るかも。なんせ、カラーメーターを使っているくらいなので。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*特定ライターの主観を廃しカタログ的に物撮りされた機材を魅せていくこの内容は「コンタックスとツァイス・イコンの肖像」の編集方針にも似て品が良い。ただし、出てくるカメラの数が多いので個々の解説記事は薄め。巻末の黒川氏のモノクロ作例はオールドレンズの味わい方を見事に示しているようでおすすめ。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。



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