ZEISSレンズとかなんとか

*レンズ比較したり、適当なこと語ったり*

Eマウントのケラレ検証 その5 ケラレそうなEFレンズ+その他

図形を書いてEマウントのケラレを調べるシリーズの最後です。作図について細かな説明、光学的な補足が必要な方は、以下をご覧ください。

Eマウントのケラレ検証 その3 
Eマウントとマウントアダプターの関係を作図してみる
http://sstylery.blog.jp/archives/77042641.html


まずはレンズの透視図を入手できたEF85mm F1.2Lを元に今回の記事の前置きをしたいと思います。この図のカメラ側とマウントアダプターはすべて現物から実測していますが、これに合わせる交換レンズはCANONのWEBサイトに掲載されているレンズ構成図から大幅な拡大で合わせています。よって、正確さは欠けますし、一番重要な後玉もレンズごとに違う固定方法があるので、最端の光線がどの位置から射出されるかが分かりません。本来は、実物を手に取って後玉の露出している部分を計測すればいいのですが、そういうツテがあるわけでもないので、これらの図はあくまでEマウントのケラレを見るための参考程度に過ぎない、という認識でご覧いただければと思います。

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Planar 50mm F1.4再考 #19 EF50mm F1.4 USM 野外比較

今年最大のプロジェクト!  (゚∀゚)

……になってしまった理由がありましてね……ええ、EF50mmを入手したのは今年の春ぐらいなんですが、それがやや難ありで軽いクモリがあったのですよ。それならそれで、逆光を避けた比較だけして終わらそうと思ってのんびり撮り進めていたら、ある時、クモリがものすごく進行しているじゃありませんか! 泣く泣く修理に出し、修理に出したからにはMC-11を入手してきちんとした比較記事にしようと準備ができた頃にはもう猛暑がはじまっていたわけです。そんでヒイヒイ言いながら撮影を再開したら、MC-11が無反応で撮影中断したり、ボケ比較のために入ったビニールハウスは格子状の窓のおかげで意外と光が安定しなかったりと、なんでこんなに撮り直しばっかりしてるんだろう状態。

そんで、9月に入って、ようやく涼しくなってきたと思ったら、雨、雨、雨!

呪いのレンズか!! (°言°)



てなわけで、ようやくできあがったこの写真には、表に出ないものすごい手間がかかっているということを理解して頂きながら、フーン ( ´_ゝ`) と軽く読み流していただければ幸いです。


結論の前フリとしては、本当にそっくりだけどまったく同じではないというわけで、これだけ似ているのにどこがどう違うのか?というのを探してみるとおもしろいと思います。今回のトピックとしては、EFユーザーは数がものすごく多く幅広い層を持つということで、割とおマニア以外の人にも内容を理解してもらえるように、普段より解説を多めにしてみました。

撮影は9割方、快晴なので信頼度はとても高く、ボケの比較はビニールハウスで撮った完全無風なのでこの比較に疑いの余地はありません。


いざ、EF50mm F1.4の正体を白日の下に!


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Eマウントのケラレ検証 その4 Eマウントと様々なレンズ

タイトルはケラレ検証ですが、ありふれたF1.4の一眼レフ用レンズくらいではまったくケラレないことが分かったので、今回はショートフランジバックのEマウントに対し、純正レンズがどういうふうに後玉を収めているのかを中心に調べてみます。

まず、いきなりこの記事に辿りついた方は前回の作図記事をご覧ください。図形に関しての詳しい説明は省きますので。

Eマウントのケラレ検証 その3 
Eマウントとマウントアダプターの関係を作図してみる
http://sstylery.blog.jp/archives/77042641.html


このEマウントに対し、実際のSONYの設計は?
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Eマウントのケラレ検証 その3 Eマウントとマウントアダプターの関係を作図してみる

ことの始まりはシグマのMC-11。このマウントアダプター、すごく手の込んだことをしていて、なんと、わざわざEマウントの四隅に当たる部分をえぐっているのです。

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では、実際にこの部分がとても有用かというとそれは疑わしく、シグマの本心としては植毛処理によって狭まるマウント径を少しでも改善したかっただけのように思います。剛性との兼ね合いもあるのでしょうが、本当に微妙な加工ですから。

でも、最新のレンズでは四隅にたっぷりと光が入る物もあるだろう、そういう場合は多少なりとも違いが出るのでは?と中判用のApo-Macro-Planar 120mm F4を装着して、普通のアダプターと撮り比べてみましたが違いはよく分かりませんでした。

うーむ……だいたいにして、Eマウントってどういうふうに光線が入射してるんだろう? ちょっと測ってみるか……なんてPhotoshopで作図し始めたら、もう泥沼。


にいさんがた、慣れないことはするもんじゃないぜ……。 _( ́ཀ 」 ∠)_  ゴフッ


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【日記】 GITZOのパーツを取り寄せました

この間、ふと重大なことに気がつきました。

ミラーレスに切り替えてから、ほとんどファインダーで撮ってないので、いつも行っているのはウエストレベル撮影。あれ? ウエストレベルって、高さがいらないから三脚も低いのでいいのでは? しかも、ミラーショックもないから脚も細いので十分だ……と、閃いたのはα7で撮影開始の二年後。

いやー、慣れって怖いですねえって頭をかきながら、ふと忘れていたことを思い出したのでした。
うちには軽量タイプであるGITZOの1型があるけれど、ロックリングがひとつ固着して動かないんだった……。


クレ5-56を浸透させても、木づちで叩いても、加熱しても、ゴムレンチを使っても、とにかくびくともしないのはたぶん、海水に漬けて長い間そのまま放っておいたから。自分ではどうしようもなくなったので、こりゃロックリングを破壊するしかないなあ……と見て見ぬふりをしていましたが、ついに決着をつける時が来たようです。 

とりゃー! バキン。
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アルミなので、ロックリングを壊すのはさほど難しくありません。金ノコを使って縦横三か所に切れ目を入れて、ネジ部分をふたつに割りました。10年ぶりくらいに、ようやく脚の分離ができましたが、代わりのパーツを取り寄せなければなりません。


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シグマ MC-11+EFレンズのピント精度の一例

あほコンタックスまにあがMC-11+EF50mm F1.4を手にして漠然と思うこと……。


(´-`).。oO(今日のおやつはなに食べよ…)


もとい、

(´-`).。oO(α7IIの像面位相差って、どの程度合うんじゃろ…)


ちうわけで、確認してみましたα7II+MC-11+EF50mm F1.4のピント精度。
ただし、生まれてこの方、AFなんぞまともに使いこなしたことのない生粋のMFレンズ人がAFの評価なんてできるわけがありません! なのでテーマは至極簡単、

α7IIの像面位相差AFはピント拡大による精密MFにどこまで迫るのか?


を調べてみたいと思います。


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20年物の湿度計にトドメを刺した話

最近の悪い癖として、Blog記事のためにわざわざしなくてもいいことを試してみる、ということがあります。そういったウケ狙いの行動はネタ系のライターに多いのですが、うちもだんだんとそっち側に染まってきた……のかは知りませんが、今回は、その「やってみよう!」が悪い方に転んでしまった話です。

( ゚∀゚)  ハッハッハッ


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わらわらと増えてしまったM42アダプター

わたくしは決してM42レンズマニアではないのに、なぜだか今、こんなことになってます。 ( ̄ー ̄; ナゼ?

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A: 昔、300円くらいで海外から直接買った最安のM42-EOS。今ではAMAZONで200円強で買えます。ピン押しなし。
B: フィルム時代に買ったM42-C/Yの使い道がないので、これを感触が悪かったC/Y-EOSにはめて、ピン押しありのM42-EOSに。

C: 記事作成用に頂いたM42-NEX(新型)。ピン押しあり。
D: Aの回転方向のガタつきが大きく、ずっと我慢していたので今回、買い足したM42-EOS。ピン押しなし。


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山善製 YRD-300(301)の使い方 カメラ用ドライボックスの運用まとめ

今回は、とてもニッチな話題で行きたいと思います。

別にカメラ用でも何でもない除湿器、山善製 YRD-300の使用レポートと、それに組み合わせたドライボックスの運用方法まとめです。ただ、YRD-300はB型シリカゲル+再生用ヒーターというごく一般的な構造なので、同じ方式の東洋リビング製モバイルドライにも通じる部分があるはずです。

具体的な内容は過去記事と被る部分もありますが、防湿庫が良いらしいけどまだそこまで本気でもないし、そもそも高い!ということで簡易ドライボックスを検討している方は、どうぞお目通しあれ~。



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現代のレンズをクラシックレンズに変えるズマールフィルター

Welcome to the world of classic lenses!!


エルマー、ズマール、ズミタール、そんなレンズたちのシャープで穏やかで、光を敏感に感じる白昼夢のような描写の秘密は何でしょう? それは一言でいうと反射防止性能の低さです。元からコーティングが施されてないレンズは元より、まだ性能の低い単層コーティングでなんとか写真の逆光耐性やコントラストを上げようとしていた時代、これらの低画質は現代の目で振り返ると技術の極まった最新のレンズたちでは得られない雰囲気を醸し出すのです。

デジタルカメラのセンサー性能が格段に上がり、どんなレンズを使っても色も諧調も申し分ない写真が得られる昨今、古いレンズたちが息を吹き返すのは必然だったと言えるでしょう。そんなわけで、マウントに制約のないミラーレス界隈ではオールド/クラシックレンズを求める風潮が花盛りと言えるのですが、まだ指をくわえて眺めている初心者の貴方に、あるいはレンズが増えすぎて困っているおマニア様に、お手軽にクラシックレンズの世界を味わうことができる新たな選択肢を提案したいと思います。


Planar 50mm F1.4? EF50mm F1.4 USM? それとも撒き餌?

わたくしがそれらのレンズをすべてクラシックレンズに変えて見せましょう!!


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その辺写真の機材ブログ。画像と記事は時々整理、日付も変更。

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*メインはCONTAXのZEISSレンズで、その他ROLLEI、HASSELBLADなど少々。レンズ構成ごとにページが分かれていて割と読み応えあり。ボディはなし。乱発され内容も薄かったこのシリーズの中で唯一面白かったZEISS本。作例よりも語り中心。


*おすすめ。文字の分量は少なめだが書いてあることは濃い。写真よし、記事よし、品よし。


*おすすめ。レンズ描写にテーマを絞っていて文章が読み応えあり。内容的には無難なレンズ本と濃厚なマニア本の中間あたりで、レンズの特徴はそれなりに出ています。いまいち売れなかったのは作例に面白味がないため。


*メーカーの公式本。たしか、MM時代のMTFデータとプロの作品とZEISS技術者のインタビューなど。メーカー発なので当たり障りのない内容、コレクター向け。定価4,000円くらいの豪華本だったので、それを目安に購入検討を。


*詳細なボディ解説で、たしかレンズはクローズアップされてなかったはず。あんまり記憶に残っていません。


*「季刊クラシックカメラ 10ツァイスTレンズの描写力、表現力」に解説を寄せている築地氏が書いているので兄弟本みたいな内容。平均以上の充実度ですが、割とあちこちに記事を書いている人なので内容が重複する印象あり。


*CONTAXレンズを数値評価でばっさり。当時のユーザーの情熱的な声とは対照的に、たいして褒められていないのが面白かったり。


*ネットの普及していない時代にこれだけ各レンズの特徴に深く言及した人はいませんでした。書いてあることはかなり的確ですが、今時のデータ主義とは違い当時の熱量をそのまま表した官能評価です。オールドレンズで有名な澤村氏の口調に似ているかも。ただし、カラーメーターを使い印刷にもこだわったその姿勢は雑誌作例をゆうに超えています。


*90年代クラカメブームの隠れた先駆者で、古今東西のレンズを一律で横並びに評価した記事は一部の人たちにじわじわと火をつけました。レンズの階調描写について水墨画の複写を例に出していたのは今にして思えばまさに的確。レンズ評そのものは淡泊なので、ネット時代に参考になるとしたら機材運用に対する現実的なものの見方でしょうか。


*特定ライターの主観を廃しカタログ的に物撮りされた機材を魅せていくこの内容は「コンタックスとツァイス・イコンの肖像」の編集方針にも似て品が良い。ただし、出てくるカメラの数が多いので個々の解説記事は薄め。巻末の黒川氏のモノクロ作例はオールドレンズの味わい方を見事に示しているようでおすすめ。


*Carl ZeissはPフィルターを嫌うようで、CONTAX時代もUVフィルターはマルチコーティング、Pフィルターはシングルコーティング=保護用だから撮影時には使うなよ(無言の圧力)みたいな感じでした。フィルターのT*にどこまで意味があるのかは分かりませんが拘る方はどこまでも突き進むべし!


*マルミ製リアキャップ。形は純正とは違います。今時はマウント変換後の他社用を使うのが常套でしょか。


*Planar 50mm f1.4はこの67mm金属フードに55-67ステップアップリングをかませると軽快かつほどほどの深さでベター。


*上記組み合わせの55-67ステップアップリング。


*中華アダプターやレンズフードの反射防止に。


*ここまでのクオリティがいるかはともかく、安心の国産アダプター。中国製を選ぶ方は確実な遠景撮影ができる代わりにミラー衝突の危険が高まることを承知の上で。宮元製作所の直販サイトの方が安いかも。


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